特殊映像効果クリエーターとしてトップを走るハスラフ・デュラル氏は、Bento を用いて期日も予算も順調に進行させています。

視覚効果アーティスト
ハスラフ・デュラル氏
「フォームの上にフィールドをドラッグ&ドロップするだけで始められました。ファイルをデータベースにリンクしたので、簡単に見つかります。Apple Mail からEメールメッセージもリンクし、人、ファイル、プロジェクトのパーツと関連付けました。アートワークもショットもインボイスも、みんな Bento に記録してあります」と、ハスラフ・デュラル氏は語ります。
映画の制作は、たとえ短編であっても、とても大がかりです。気の遠くなるような時間と専属のクルー、そして一流の整理が揃って、はじめて完成します。視覚効果(VFX)アーティストで映画制作者のハスラフ・デュラル氏は、身をもってそれを知っています。デュラル氏の短編アニメ映画「FUBAR」には、10 人を超えるアーティストと多数のプロデューサー、数名のアニメーターが参加しました。すべてを記録し、締め切りに間に合わせるためにデュラル氏が採用したのは、Bento for Mac でした。
デュラル氏は次のようにコメントしています。「私のBentoデータベースは、映画のためにすることすべての中心になっています。アートワーク、Eメール、または動画クリップが1つでもデータベースに記録されなければ、それはもともと存在しないのと同じことです。」
動画の混沌
視覚効果仲間からハズ(Haz)の愛称で呼ばれているデュラル氏は、ソフトウェア会社のザ・ファウンダリと協力し、数々の受賞歴を誇る同社の視覚効果ソフトウェア Nuke を用いて短編映画を制作しています。VFX アーティストとして、「ダークナイト」、「プリンス・オブ・ペルシャ」、「紀元前1万年」などの映画の視覚効果に幅広い経験をもち、最近ではヒストリーチャンネルの「AMERICA:真実の物語」の視覚効果を監督した業績で、全米視覚効果協会(VES)賞にノミネートされています。
数多くのプロジェクトで、常に課題になるのが整理でした。デュラル氏は、「私が取り組んだプロジェクトの中には、アートワークとショットのすべてが、ただファイルに保存されていただけのものもありました。そんな状態では目当てのものを見つけるのが難しく、そのせいでプロジェクトの進行が大きく遅れることもあります」と語ります。いくつもの改訂版やクリップ、メモが、複雑な入れ子構造になったファイルの中に入っている状態でした。ファイルが間違った場所に入っていることも多く、もっとひどい場合は、なくなっていることもありました。「プロジェクトが大規模になるにつれ、こうしたものを管理して全ファイルを利用しやすい形にする作業は、まるで悪夢でしたね。」
デュラル氏は最新のプロジェクトのために、強力な整理用ツールが必要だと感じました。「データベースの経験はありませんでしたが、いろいろなものを記録するためのデータベースが必要だとわかっていました。そこで Microsoft Access や単純な Excel スプレッドシートなど、各種プラットフォームの使用を検討したのですが、使い方が簡単でなかったり、直感的でなかったりしました。」
そしてまもなく Bento を発見します。「それは必要としていたすべてを備えていました。完全なカスタマイズが可能なうえ、強力で、使い方もとても簡単です」と、デュラル氏は話します。
組織化されたイメージ

デュラル氏はまず Bento のテンプレートを試してみたと、次のように語りました。「最初にプロジェクト管理のテンプレートを使って、アプリケーションがどんなふうに動くかを覚えました。でも数分後には、独自のデータベースを作成するのがとても簡単だから、テンプレートは必要ないと気付いたのです。」
すぐに、ファイル、参考資料、ショット、メッセージ、経費、クルーの情報を記録するカスタムデータベースを作成しました。「フォームの上にフィールドをドラッグ&ドロップするだけで始められました。ファイルをデータベースにリンクしたので、簡単に見つかります。Apple Mail からEメールメッセージもリンクし、人、ファイル、プロジェクトのパーツと関連付けました。アートワークもショットもインボイスも、みんな Bento に記録してあります」と、デュラル氏は語ります。
さらにデータベースのカスタマイズもおこなって、使い慣れたアプリケーションと同じルック&フィールに変更しました。「私の仕事のやり方に合わせてカスタマイズし、ものごとを単純明快に保つことができました。他の人の考え方で、自分がアプリケーションを使う方法が決まってしまう心配はありませんでした。」
プロジェクトの整理に必要なことすべてを満たす、完全に機能する Bento データベースを構築するまでにデュラル氏がかかった時間は、全部で数時間にすぎません。「Bento で膨大な時間を節約できました。使い方を覚えるのは簡単で、何時間かのうちに、すっかり使いこなせるようになりました。それに自分ひとりでできるので、データベースの設計や保守に人を雇う必要もありませんでした。」
合理化された物語作り
今では Bento によって映画と VFX プロジェクトを管理することができるようになったデュラル氏は、次のように述べています。「仕事をするとき、座ったらいつも真っ先に Bento を起動します。そうすれば、何をしなければならないか、誰に連絡をとらなければならないか、さらにプロジェクトにかかる経費の総額まで、すぐにわかります。作業中のシークエンスやショットを開けば、Bento に追加したメモのおかげで、前回どこで作業を終えたかがきちんとわかります。」
さらにこの VFX アーティストは、ビデオクリップと PDF ファイルも Bento で見ることができます。「それは本当に気に入っている機能です。QuickTime の動画、画像、その他のファイルなどの参考資料をロードするのに、いちいち Bento を終了して、QuickTime Player や Adobe Photoshop といった外部アプリケーションを立ち上げる必要がありません。それは大幅な時間の節約になります。」
Bento はデュラル氏のプロジェクトの中心になっています。「Bento は、この映画を管理する上で、とても役立っています。私はこのプロジェクトの監督兼アーティストなので、整理された状態を保つことが大切です。気をつけていなければ、その状態はすぐどこかに消えてしまいます。Bento を使うと、すべてドラッグ&ドロップのシンプルな動作ですみます。この映画のアートワークと視覚効果の作業をするのと同時に、整理された状態を簡単に保つことができます。」
デュラル氏は、新しいデータベースは時間的にも金銭的にも節約になると話します。「すばやく簡単にファイルが見つかり、すぐに作業を始められます。だから同じ時間で、より多くのことができます。」
この簡単に使える整理用ツールによって、デュラル氏はより多くの仕事をこなしながら、本当に大切な映画そのものに注力することができます。「Bento があるので、私はクリエイティブな気持ちに集中しやすく、毎日の整理のことを忘れていられます。以前は Bento なしでどうやってプロジェクトを管理していたのか、不思議なくらいです。これからは、私が始めるすべてのプロジェクトの中心に、Bento があります。」


